「コロナウィルス・パンデミックを予言した?」と噂になっている映画『コンテイジョン』

「コロナウィルス・パンデミックを予言した?」と噂になっている映画

こんにちは、カトケイです。

映画『コンテイジョン』をご存じですか?(画像をクリックするとAmazonリンクに飛びます)

「コロナウィルスのパンデミックを予言したのでは?」と言われるほど、酷似している映画だそうです(私は、まだ観ておりません)。

この映画、2011年9月にアメリカで上映開始になったのですが、8年半後の2020年3月現在、アメリカのiTunesの映画ランキングに返り咲き、なんと10位になっているそうです(iTopChartを参照しました)。調べてみると、日本のiTunes映画ランキングでも7位にランキングされていました。

そこで、この映画の人気を借りて、コロナウィルスのパンデミックを阻止できるように告知しようとしたのが、コロンビア大学の公衆衛生大学院でした。映画『コンテイジョン』に出演した俳優らに連絡を取り、コロナウィルス感染拡大対策として、個々人ができることを俳優たちに話してもらい、その動画をYouTubeにアップしたのです。

現在は、マット・デイモン、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーン(映画『マトリックス』のモーフィアス役でもあります!)、ジェニファー・イーリーの啓発動画がアップされています。

マット・デイモンからのメッセージ

今日は、マット・デイモンの動画の訳をアップしますね。というのも、若き日のマット・デイモンが好きだから(笑)。グッド・ウィル・ハンティングを中学2年生で観て、ボロ泣きして、大人になってからDVDまで買いました(笑)。

動画は3分45秒なのですが、本当に分かりやすくコンパクトにまとまっています。英語という言語は、論理的な構成を求められるから、ということもありますが。コロンビア大学が求めることを分かりやすく、ちょっとしたユーモアも交えて、スラスラと話せるマット・デイモン、すげぇな!!!ハーバード大学卒業だもんな!!!!(台本があるのかもしれませんが・・・)

彼が動画の中で強調しているのは、「人とソーシャル・ディスタンス(social distance/社会的距離)を取ろう」ということです。社会的距離というのは、心理学や近接学の中で使われる言葉で、パーソナル・スペース(personal space/対人距離)の中のひとつと思われます。

パーソナル・スペースには4段階あります。距離が近い方から、

  • 恋人との距離(親密ゾーン/intimate distance)0.45メートル以内
  • 友人との距離(対人的ゾーン/personal distance)0.45~1.2メートル
  • 上司との距離(社会的ゾーン/social distance)1.2~3.5メートル
  • 大衆との距離(公的ゾーン/public distance)3.5メートル以上

です(*Wikipedia英語版と日本語版を参照)。

マットは「人と6フィート(約1.8メートル)の距離を取ろう」と話しているので、友達や家族といつも取っている距離では、近すぎる!!!ということですね。ちょっと、ぎくしゃくした親子とか、大ゲンカ中のカップルなら、感染拡大しないかもしれません(笑)。まだ、反抗期が来ていないから、お子さんがいらっしゃる親御さんは、ハグをする前にお風呂・着替え・洗濯をした方がよいですね~。

なお、訳に悩んだところは、カッコ内に書き加えたり、言葉が足りないところは私の解釈で書き加えたりしています。

皆さんのお役に立ちますように。

Matt Damon Says LISTEN to COVID-19 Experts「COVID-19専門家の話しを聞こう」全訳

こんにちは、マットデイモンです。数年前に、私を含めた大勢の人で、『コンテイジョン』という映画を制作しました。近ごろ、その映画がiTunesの映画ランキングに再びランクインされていることに気がつきました。

理由は明らかです。

それは、私たちが、今、(COVID-19の苦難を)生き抜くためでしょう。

さて、コロンビア大学の公衆衛生大学院から、コンテイジョンのキャストらに連絡がありました。再び、キャストらをヴァーチャルに結成する(reunion)ことができないか、というのです。というのは、皆さんに参考になる大切なお知らせをするためです。もちろん、僕らはすぐに賛成しました。

これから(動画内で)コンテイジョンのキャストらが話すことは、公衆衛生のエキスパートや科学者によって、すでに綿密に調査されていることです。

私は『ソーシャル・ディスタンス』についてお話したいと思います。

映画『コンテイジョン』では、世界にあるウィルスが拡散しているという設定になっており、私が演じたのは、そのウィルスに免疫を持っている男でした。

今、お話したのは、映画の話しです。これ(COVID-19)は、現実に起こっていることです。

私が、COVID-19に免疫があると言える理由は、まったくありません。もちろん、あなたもです。何歳であろうと、それは変わりません。COVID-19は、新型のウィルスです。それが僕らの身体にどう影響するのか、どのように守るべきなのか、理解するためには時間がかかります。

新型のウィルスは、どの時代であっても出現します。これが最初のウィルスではないし、最後のウィルスでもありません。ですから(このような苦難の中でも)ラッキーなこととしては、私たちはかつて、似たような経験していて、結果的により広範囲に広がったウィルスがあったけれども、それに打ち勝つことができた、ということです。ですから、やがてはCOVID-19にも打ち勝つことができるでしょう。

さて、そのためには、一体、どれくらいの時間がかかるでしょうか?

この質問は、すばらしい質問です。けれども、本当のところ、誰も知る由がありません。

でも、私たちは、より早くウィルスに打ち勝つ方法を知っています。私は、その事について語りたいのです。

それが『ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)』です。

ソーシャルディスタンスとは、

  1. 人と6フィート(約1.8メートル)の距離を取ること
  2. 多人数で集まらないこと
  3. 家にいる、または政府や自治体が公式的に指示をしたら一時的に避難をする(sheltering in place)こと

を言います。

COVID-19は罹患しても、軽い兆候しかない人もいますし、まったく兆候がない人もいます。だから、もし、あなたやあなたの周りの人が健康に見えても、集まったりしないでください。今、集まることに価値はありません。ソーシャル・ディスタンスを取ってください。

もし、あなたがこのウィルスを誰か感染させたとしたら、実際は、1人だけでなく、3人、4人と感染させているでしょう。ウィルスがうつってしまった彼らも同じように3人、4人と感染させます。

1人しか罹患していなかったのに、まもなく、100人になります。それが、1000人になるのに、時間は必要ありません。これが最初の場所(感染源)で、起こった状況です。

さて、もしあなたが若くて健康であったとしたら、そんなことは、大したことではないと思うでしょう。というのも、COVID-19は、若い人たちにとって『ちょっと重症化した風邪(インフルエンザ)』くらいにしか、聞いていないからです。

でも、それは、まちがっています。春休みを楽しむために、集まったり、旅行に行こうとしている人たち(若者)にも警告します。

この感染拡大によって病院に運ばれた40%近くの人々が55才以下です。55才以上の人やCOVID-19の兆候がある人はもっと深刻です。

あなたがたは、彼らの命を救うことができるのです。その意味は、文字通りです。どうやって?ただ、お互いが離れることによって、です。

今、僕がしているように(自宅の)カウチや椅子に腰かける、テレビを見る、そうしていることで、命を救うことができます。家で仕事をすること、SNSでコミュニケーションを取る、まだほかにも(ソーシャル・ディスタンスを保つ工夫として)できることがあるはずです。今こそスマホやタブレットをじっとみつめて、過ごす時期なのです。

もし、誰かが、これについて、厳しいことを言うのであれば、その人と6フィートの距離を取って「邪魔をしないで」と言ってください。なぜなら、あなたが命を救っているからです。ただ距離を取ることで。

他の世代は、もっと様々なことをしろ、というかもしれませんが、私たちの世代は、ただ、家にいよう、ということだけなのです。年上の人たちを尊敬して、守りましょう。

皆さん、ありがとう。

プラスα 解説

”PSAs”(31秒)

これは”Public Service Announcement(公共広告)”のことです。YouTubeにアップされている動画なので「大切なお知らせ」と訳しました。

”spring breaker”(2分34秒)

スプリング・ブレイカーとは、春休みを楽しむために、外出したり、旅行に出かけたりする人のことを言います。マット・デイモンは、COVID-19の感染拡大を止めるために、スプリング・ブレイカーは今はやめよう、ということを言っているのです。

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